不登校カウンセラーで、現役塾講師の前田です。
子どもが不登校や引きこもりになると
「親のせいだ」
「親の育て方が原因だ」
「親が甘やかしているから」
と必ず言われます。
面と向かって言われなくても
コソコソと陰口を叩かれたり
そう言いたげな目をされます。
しかし、まずこれだけは断言できます。
お父さん、お母さん、不登校は決して親のせいではありません。
引きこもりも家庭内暴力も非行も親に原因はないのです。
では、何が悪いのか?
・・・
悪いのは「日本の教育システム」です。
考えてもみて下さい。
不登校の生徒は(小学生と中学生だけで)全国に12万人
というのが最近の統計です(クラスに一人の計算です)。
把握できているだけでも「12万人」ですよ?
しかも、ここでいう不登校は
「1ヶ月以上連続で登校できていない」子どもの数なので
保健室登校や別室登校は含まれていません。
さらに、高校生や大学生も
この不登校の統計には含まれていません。
登校拒否や登校渋り、
2週間単位などの短いスパンで不登校を繰り返す子どもも
実は含まれていないのです。
含めれば実質的な不登校はもっとたくさんいます。
そうです、
潜在的な不登校の子どもを含めれば
12万人どころか、その4〜5倍の50万人いても
全くおかしくありません。
日本国民が50万人も感染するような伝染病やウィルスなら
厚生労働省をはじめとして国を上げて徹底的に対策するはずです。
しかし、不登校や引きこもりはどうでしょうか?
現在の学校教育で不登校について教えられるでしょうか。
いいえ、教えてくれません。
社会に出ても使わない公式や解法は詰め込みますが
学校に出て来れない時の解法は教えてくれないのです。
お父さんやお母さんの世代でも教えてもらわないし
私の世代(30代)でも習っていません。
当然、今の子ども達も習っていませんから
お子さんの子ども(お父さんやお母さんから見れば孫)が
不登校になったら次世代の家族はまた頭を抱えるのです。
社会に出た後でも
せめて政府や政治家が教えてくれたら良いのですが、
「子どもが大切、子どもの命が大切」
と口先ばかりで政府や文部科学省も
不登校の本当の原因は教えてくれません。
現状において不登校や引きこもりは
社会的に完全に見捨てられているのです。
・解決策は誰も教えてくれない
・子どもは「変わり者」扱い
・親は失格の烙印を押されて陰口を言われ放題
本当に大変な時代です。
まず最初に理解して頂きたいのが
不登校や引きこもりの根本的な原因です。
原因がわからないと解決のしようがありませんから。
以下の記事でも書きましたが、不登校の根本的な原因は「承認不足」です。
しかし、誰もそんな事は知りません。
学校も政府も誰も教えてくれないからです。
結果、不登校の原因が「承認不足」である事が
社会に認知されていないので
不登校は親のせいだ、
不登校は親の育て方の問題だ、
不登校は親が子どもを甘やかせすぎだ、
といった間違った思い込み(妄想と言ってもよい)が
まるで真実かのようにまかり通ってしまうのです。
しかし、誰も助けてくれないからと言って
指を加えて待っているわけにはいきません。
「時間が解決してくれます」
「とにかく待つ事が肝心です」
と他人事のようなアドバイスをする担任や
適当なスクールカウンセラーもいますが
大切な我が子です。放っておけるわけがありません。
そうです、
不登校や引きこもりは
家族一丸となって自分たちで解決するしか
解決する方法がないのです。
そんな大変な思いをされている
お父さんやお母さんの力になれれば・・・
とこのブログを開設しました。
あなたもあなたのお子さんも
日本の教育システムの被害者です。
不登校の原因も解決策も教えてくれない
日本の教育システムこそ一番悪い、諸悪の根源だと私は考えています。
どうか自分を責めないで下さい
だから、お父さん、お母さん。
どうか、どうか、自分を責めないで下さい。
お母さんの育て方が悪かったわけでも
お父さんが甘やかしすぎたわけでも
ましてやあなたのお子さんが弱いわけではないのです。
きっとこのブログにたどり着いてくれたあなたは
お子さんの事が心配で心配で仕方がないはずです。
不登校のお子さんを前に
親として自分に何ができるのか?
この自問自答を繰り返していると思います。
起きている間はいつも、
それどころか眠っている間でさえ
お子さんが学校に行く夢を見た事もあるかもしれません。
お子さんには見せまいと
一人で涙を流しているかもしれません。
(あの時、こうしておけば良かった…)
自分の子育てを後悔しているかもしれません。
いえいえ、そんな事はありません。
お父さん、お母さんは
お父さん、お母さんの信じる方法で
愛をお子さんに届けてきたはずです。
後悔なんてする必要はありません。
誰も正しい方法を教えてくれなかったので
ちょっと方向がズレてしまっただけです。
写真を撮ってピントがズレていたら
すぐにもう一枚撮り直しますよね。
そうです、
もう一度お子さんと正しく向き合えば良いだけです。
だから、もう自分を責めないで下さい。
このブログでは
お子さんが生まれ変わったように
元気に再び登校できる方法、
積極的に自主的に人生を歩んでいける方法、
昔のように笑顔でいっぱいの家族に戻る方法、
を公開しています。
あなたもお子さんも今がドン底だと思いますが
「不登校があったおかげで
子どもも親も家族が生まれ変わった!
不登校になってくれて良かった!」
と不登校に感謝できる日が必ず来ます。
まだ諦めるのは早いです。
私と一緒に頑張っていきましょう。