不登校カウンセラーで、現役塾講師の前田です。
登校できない代わりに家で勉強するわけでもなく、
一日中ゴロゴロしてネットや漫画三昧の毎日。
LINEやゲームにハマり一日中スマホを手放さず
気づけば昼夜逆転で生活リズムはメチャクチャ・・・
あなたのお子さんもそんな状態かもしれません。
(ゲームやスマホがあるせいで
余計に学校に行きたくなくなっているじゃない?
もしかしたら取り上げた方がいいのかも)
とお考えかもしれません。
お気持ち、よくわかります。
ケータイ代だってバカにならないし
あれだけ集中してゲームができるなら
勉強だって少しくらいできるんじゃない?
と言いたくもなりますよね。
しかし、不登校のお子さんのほぼ全員が
なんらかの依存症になります。
・ゲームにハマるゲーム依存
・ネットにハマるネット依存
・スマホにハマるスマホ依存
さらに、ひどくなると
・シンナーや麻薬にハマるドラッグ依存
・恋愛やセックスにハマる異性依存
ちなみに、部屋から出ない事にハマる引きこもりも
依存症の一種です。
バイクで暴走していないと気がすまない暴走族も
暴走依存、つまり依存症の一種。
成人すると宗教にハマる人もいますが
あれも依存の一つです。
依存症になる本当の理由
ここで考えて欲しいのは
子どもが依存症になってしまう理由です。
何かに依存したいと思っている子ども、
依存症になりたい子どもは一人もいません。
依存したいとは誰も思っていないのです。
にもかかわらず依存してしまう。
その理由は、自分自身に対して『確固たる自信』がない事、です。
自分の中に信じられる部分、
自分の中によりどころがない人間は
それを外部に求める他ありません。
子どもの場合、身近なパソコンやネット、スマホに
つい寄りかかってしまうのです。
また、ゲームやスマホ、ネットを見ている時は
「自分が不登校や引きこもりである事」をその瞬間だけ忘れられるのです。
不登校や引きこもりが良い事だと考える子どもはいません。
(自分はダメな人間だ・・・)
(家族や友達にとって迷惑な存在だ・・・)
(いっそのこと自分なんていない方が・・・)
と毎時間、毎秒自分を責めているんです。
経験者として言わせて頂くと、
本当に気が狂いそうになります。
そんな状況で目の前にネットやゲームがあると救われます。
ゲームをクリアしようと取り組んでいる間だけは
自分を責めずに済むから、です。
親からすれば「ゲームに逃げている」と映るかもしれません。
しかし、逆に考えると
お子さんにはゲームしか逃げ場がないのです。
家族も学校も友達も逃げ場になってくれない、
ゲームしかない、ネットにしか逃げ場がないという現実があるのです。
・・・
もちろん、確固たる自信さえあれば
不登校や引きこもりになる事もありません。
ネットやゲーム、スマホに依存する事もありません。
もちろん薬物中毒になる事もなく
昼夜逆転生活になる事もなく
健康的な生活リズムで毎日楽しく過ごせるのです。
ですから、ネットやゲームに依存してしまうのは
不登校や引きこもりと全く同じで
確固たる自信がない事が問題なのです。
確固たる自信を持つことができれば
ネット依存やゲーム依存だけでなく
不登校や引きこもりも全て解決します。